5月5日、こどもの日、大阪府富田林市の目白不動願昭寺に大阪府内では唯一となる木造五重塔が完成し、落成式が執り行われました。この五重塔は高さ38メートルで国内の五重塔では10番目の高さだそうです。

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私もこの度の落慶法要に職衆として出仕させていただきました。

この願昭寺さんの副住職さんは、アメリカはロサンゼルスにあります高野山米国別院にて開教師として5年に亘り活躍された方です。実は私、高野山大学在学中に北米開教研修生として高野山米国別院に一年間派遣されておりまして、こちらの副住職さんは、その時の上司であり、先輩であり、恩師であり、当時も今も、兄のように慕っている方でございます。

この度の落慶法要は、先輩の思いもあって、職衆はアメリカ組(先輩が世話した歴代研修生)と先輩の大学時代のご友人の方々で執り行うということで、立派な御老僧方が多数ご参集されている中、われわれ若い僧侶たちが、配役をいただき、恐らく一生に一度しかめぐり逢うことの無い五重塔落慶法要の職衆を務めさせていただいたわけでございます。

今回、私は対揚という声明を担当させていただき、身の引き締まる思い、そして高揚感の中、なんとか無事にその役目を果たさせていただきました。

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法要終了後は、本堂にて祝宴が執り行われ、先輩も我々のテーブルに来て下さって、それはもうアメリカの同窓会のような状態になりました。

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普段自坊では全く酒は飲まない私ですが、この時ばかりは懐かしい仲間と楽しい一時を過ごさせていただきました。

この度の法縁に感謝し、この悦びを心の糧として今日からまた法務に励みたいと思います。