ichijyoin0805のblog

2014年09月

こんにちは、あっという間に九月も終わりです。
テラのヨメです。

夏が終わり、秋が来て、気がつけば年の暮れが待っています。
子供の頃は一年がとても長く感じたのに、
この年齢になると本当に一日一日の早いこと…

夏の法要が終わって後片付けが終わってほっとして、
お盆の棚経が終わってほっとして、
また次のお寺の行事です。
準備、当日、後片付けを永遠と繰り返す。

地味です。
テラのヨメ自身の外見、服装も地味ですが、仕事も地味です。
それが寺の嫁の仕事です。

今回の秋の彼岸法要でも、
台風が九州接近?降水確率五十%?
と毎回ひやひやしながら法要の準備をしております。

しかし、今回の一乘院の法要も天気に恵まれ、
曇り空の下、お彼岸の法要を行うことが出来ました。



「わたがし、ください!」

と行儀良く順番を守って子供達は御接待を受けます。
じいちゃん、ばあちゃん、おとうさん、おかあさんと一緒に、
○○家の位牌堂にお参りし、本堂の本尊様に手を合わせ、
そのご褒美に大好きな綿菓子を貰います。

少子化、核家族化、結婚しない男と女、
色々な言葉が増えましたが、お寺は子供達の声で賑わいました。

今回も四世代家族
(ひいばあちゃん、息子さん夫婦、孫姉弟、ひい孫)
でお参りに来てくれる一家もあり、
まだまだ一乘院は大丈夫だろう…と思っています。




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                                                                                ≪photo  井上克幸氏≫




ところでテラのヨメ、本が大好きです。

前にお寺に関する本で、
世襲制の寺院を批判する内容の記事が載っていました。

でも、十数年前に実際に在家から寺族になりまして、
お寺の世界を知りました。
実際に、在家出身で僧侶を目指す人間は一握りです。

今、日本にある寺院を在家出身僧侶限定にしてしまえば、
どうにもならない状態になります。


今回、法要に長男が引頭(いんとう)という役目を貰い、
内陣に座って法要に参加することになりました。

嫌ならさせることはない

テラのヨメはいつも思いますが、
反抗期の長男でも「俺は一乘院を継ぐから」宣言をしてくれます。

政治家の世襲制はダメだ

寺院の世襲制はダメだ

ダメだというのは簡単です。
でも、そこで生まれ育った子供達だからこそ、 
見えてくるもの、感じるもの、沢山あると思います。

とりあえず、長男に一言

「家の手伝いぐらいしなさい」






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                      ≪photo  井上克幸氏≫





法要の後、
鹿島蓮厳院ご住職 松本有弘僧正による布教が行われました。
先日、「世界一幸せな国 ブータン」へ旅行した際の
体験談などを交えた法話でした。
ブータンの首都は標高2321メートルだそうです。

いつか行きたいですね…ブータン…





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              ≪photo  井上克幸氏≫
 



                    テラのヨメ   





富士山はご存じの通り日本で一番高い山です。昨年は世界遺産に登録され、テレビや新聞でも盛んに取り上げられています。

そんなある日、小豆島の高野山大学の同級生から電話が掛かってきました。

友人「西くん富士山行かん?」

私「いつ?」

友人「9月3~4日なんやけど・・・。」

私「ちょっと待ってね。予定見てみるね。」

ということで、予定を確認したところ、法事が一件も入っていないではありませんか!!

私「行く行く!」

友人「マジで??」

私「こんな機会はめったになしねえ♪」



という軽いノリで富士山登山に挑戦することになりました。

さて、行くとは行ったものの、登山など雲仙普賢岳に数回登ったぐらいで道具もなければ知識も、そして今となっては体力もありません。

電話から数日後、友人から手紙が送られてきました。その中に富士山登山に必要なものが記載された用紙が同封されておりましたので、もう当日まで時間もそんなにありませんでしたので、早速その紙を持ってスポーツ店に行きました。

トレッキング関係のブースに行くと、美人の店員さんがいたので、とりあえず

私「登山するのでリュックサックが欲しいんですが。」と言うと、

店員さん「あっ、ザックですね!」

ザック???

確かに必要なものの一番上に、ザックと書いてありました。

店員さん「ところで、どこの山に登られるんですか?」

私「富士山ですけど。」

店員さん「えっ、いきなり富士山ですか??」

私「はい。突然行くことになりまして・・・。」

店員さん「登山の経験とかは?」

私「全く無いです。」

店員さん「そっ、そうですか・・・。ちょっと待って下さいね。」

店員さん、このまま私を富士山に向かわせたら大変なことになりそうだと思ったのでしょう。事務所から富士山登山のガイドブック3冊も持ってきてくれました。このへんになると、ことの重大さに私もだいぶ気づき始め、恥ずかしさもありましたが、友人から送られて来た準備品記載の紙を店員さんに渡して、

私「必要なもの全部下さい。」

ということで、あわてて準備した次第です。スパッツって分かります?
なんで登山にスパッツがいるのだろうと考えていたら、ズボンではなく靴に砂や小石が入らないようにする道具のことだそうです。このスッパツ、実際の登山では本当に有効でした!

さて、登山当日の天候は良好、落ちてきている体力と膝の持病のことが不安ではありましたが、またとない機会なので、五合目の吉田口より慎重に慎重に足を進めました。

途中、七合目までは霧の中を歩きました。直射日光に当たること無く体力を温存できたので、今思えばこれも良い方に働いたと思います。午後1時半から上りはじめて6時半には八合目の白雲荘に到着。ここで夕食を取り一泊します。

朝、4時半に起床し朝食を取っていざ外へ。天候は晴れ、一面の雲海でした。

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その雲海の中からご来光も見ることができました。

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あまりの神々しさに感動を覚えました。さて、いよいよ山頂に向けてアタックです。標高にして僅か600メートル足らずですが、気圧が低くなってきているので大変です。

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慌てず焦らずゆっくりと足を進め、無事山頂にたどり着きました。

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山頂は正に別世界で気温も一桁、真冬の寒さでした。山頂は一面の雲海、そして雲が大空を舞う鳳凰に見えました。

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せっかく山頂まで来たので、富士山山頂を一周するお鉢巡りもやってきました。富士山頂には8つの峯があり八葉と呼ばれているそうです。山頂は仏の世界と考えられた時代もあったそうです。

友人からの突然の誘いのおかげで素晴らしい体験をさせていただきました。

香川仁和青年会の皆様、そしてこの度一緒に登頂させていただいた諸大徳様に感謝申し上げます。

それから、私の留守を守ってくれた家族にも感謝致しております。

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