おはようございます。テラのヨメです。
御詠歌公演、初の欧州公演が始まります。
さて、公演の内容をご説明します。(↓のURLをクリックして下さい)
こちらは世界初の御詠歌ヨーロッパ公演のホームページになります。
サイトは英語バージョンを日本語バージョンを作成し、
世界中の方にこの企画を知ってもらうために作成しました。
出演者は
日本の僧侶と宗教舞踊師範、そして
ヨーロッパからはユーリ・レビッチとエッグーナトリオになります。
まず、なぜヨーロッパで御詠歌?
と思われる方もいるかと思います。
【御詠歌】は実は1,000年の歴史をもつ日本古来の宗教音楽です。
御詠歌の歌詞には、仏さまを讃える「讃仏歌」、亡き人の御魂を慰める「鎮魂歌」、人々の幸せや世界の平和を願う「祈りの歌」などがあります。
御詠歌の起源は平安時代、花山天皇が仏門に入られて花山法皇となり、西国三十三観音霊場を巡礼し、修行された際、各霊場で詠まれた和歌を後の巡礼者が節を付けお唱えさいた巡礼歌が始まりとされています。
時代の流れとともに、
大正末期に高野山において、後の金剛流流祖・曾我部俊雄和尚により、基本原理の統一を図り、現在の金剛流御詠歌が誕生しました。
金剛流流祖・曾我部俊雄大和尚は晩年、
「私の最も理想とする所は、混声合唱附交響詩の出現である。斯くする事によって純音楽としても最高のレベルに達するのであって、うちには崇高なる金剛界の曼荼羅を奉じ、外は最高権威のある音楽形式を持ちつつ現世を浄土たらしめ得るのである」
と未来への夢を語られました。
それから100年、ついに御詠歌はクラシック音楽の聖地、ウィーンでの御詠歌披露という機会を
与えてもらうことになりました。
今回のウィーン公演には
真言宗御室派管長 総本山仁和寺門跡 御室金剛講総裁 である
瀬川大秀門跡猊下にご臨席賜り
公演は二部構成の内容で
御詠歌、声明、ユーリ・レビッチとエッグナートリオとのセッション
など、仏教とクラシックの融合した公演という内容になっています。
また、クラウドファンディング(↑)では、今回の公演主旨や出演者などが
詳しく載っています。
良ければご参照下さい。
テラのヨメ
PS. 今回の公演で良く分からない、詳しく知りたいかたはお気軽に一乘院(0957-88-2403)に
お電話ください。いつも留守番でお寺でウロウロしているヨメが対応します。