ichijyoin0805のblog

2010年12月

一乗院には銀杏の木があります。

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十一月下旬に見頃を迎え、朝掃除、夕方掃除の繰り替えしです。



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銀杏の木はとってもきれいですが、後の始末が大変です。
とっても「お寺の木」という感じですが、とにかく後始末が大変です。
七年前に剪定したので、量もだいぶ減りましたが、嫁いだときはとにかく掃き掃除が大変でした。
「黄金の敷物・・・」なんて眺めるのは一時・・・掃除しないと、参道は車が上らなくなります(^_^;)
おまけに、黙って竹箒を取りに行く住職の姿を見かけたときには、いち早く小屋に走らなくてはいけない、これが一乗院の嫁の仕事です(◎-◎;)




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十二月中旬には⇦のような姿になります。「冬の到来」を銀杏の木がおしえてくれます。




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天気が良い日に、銀杏の木今年最後のお掃除、
雨といの掃除です。
副住職と二人で庫裡の屋根に上り、掃除をします。
瓦の隙間にも沢山入っています。


でも年に一度、お寺の庫裡の屋根のてっぺんまで登っても、「文句の言われない日」結構テラのヨメは大好きなのです。

                   テラのヨメ

先日の御詠歌コンサート「天地のまこと」では、多くの皆さんが見に来て下さって感謝いたしております。

ご覧になった方は、パンフと一緒に同封されておりましたCD、もうお聞きになりましたでしょうか?
あのCD、本当にみんなの力で出来上がったわけですが、あらためて聞いておりますと、いろんな改善点が聞こえてきます。

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私の欠点は、音域の狭さであると自覚しておりますが、改めて聞いてみますとまさしくその通り。曲の中で、私も参加させていただいている曲が何曲かありまして、高音域になりますと、自分の声が浮いたように聞こえて、なんとも耳障りに思えてきます。

うちの嫁は御詠歌の事は全くわからないにも関わらず、「あなたの声は、賞味期限の切れた粉クリープみたいやね。」と言ってきました。なぜかと問うと「コーヒーに入れても固まりが浮いてなかなか溶けないでしょ!」だそうです。

当たっているだけに、何とも言えず、心の中で、「いつか見返してやるぜ!」と自分を鼓舞し、また御詠歌を練習せねばと気持ちを切り替えるのでした。

ちなみに嫁は、私が御詠歌を始めたころ、私がいつもお世話になっておりますY詠監先生のお唱えは、「大吟醸の辛口のお酒」、そして、同じくお世話になっておりますK先輩は「山の清水」と言って、ものすごく賞賛して聞き惚れておりました。

そこで、「ちなみに俺の御詠歌は?」と聞いてみると、しばらく考えて、「水道水やね。飲めないこともない。」と言いやがりました。

悔しさをバネに2~3年が経過し、つい最近もう一度、「水道水から進化したかなあ?」と恐る恐る聞くと「居酒屋のお酒。しかもチェーン店で銘柄も分からない2杯目以降ね。」と言うので「意味が分からん。」と聞き返すと、「賑やかで楽しいときにには何でも美味しく食べれるでしょ。居酒屋で2杯目ぐらいになってきたら、みんな良い感じに酔っぱらってどんなお酒でもどうでも良くなるでしょ。でも水道水からお酒にお酒になったんだから。」と言うのです。

貶されているのか、はたまた褒められているのかよく分かりませんが、「居酒屋の二杯目以降のお酒」別名「賞味期限の切れた粉クリープ」も、嫁から新たなる称号がいただけるよう日々精進したいと思います。

4日の御詠歌公演の余韻も残る6日、7日にある研修会に出席するため、京都に行って来ました。

研修会の会場が京都駅近くなので、宿を京都駅の近くに取りました。京都の宿でゆっくりして、たまった疲れを癒そうと思っておりましたが、「せっかく京都に行くんなら、お寺のひとつも見てきたらいいのに・・・。」のヨメの一言。

確かに京都に着いたのが2時半で、宿でごろごろするには微妙な時間です。そこで、近くの有名なお寺はと言いますと、やっぱり西本願寺でしょう。私、恥ずかしながら二年間、京都に在住しておりましたが、当時の私は「お寺の息子がなんで寺を観に行かねばならんのか」という考えに支配され、ほとんど観光はしておりません。

西本願寺も例外ではなく、お寺の前は幾度となく通過しておりますが、お寺の中には入ったことありませんでした。

最近、お寺に住んでおりますと、さすがに年のせいか、他のお寺さんはどのように経営をされているのだろうかという率直な疑問も湧いてきまして、疲労困憊の重い腰を上げまして、行って来ました西本願寺!

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いやあ、何から何まででかかったです。その巨大な建造物に、お参りの方が後を絶たず、写真奥の阿弥陀堂では回向のお勤めがあっておりました。

私は、真言宗御室派の僧侶で、本山は同じく京都の仁和寺ですが、他宗の本山に行ってみるのも悪くないですね。

これに味を占めて次もまた、どこかのお寺に行ってみようかと思います。さすがに、東寺、泉涌寺、智積院等は行っておりますので、京都駅近辺でおすすめスポットがありましたら教えて下さい。

12月4日、御詠歌コンサート『天地(あめつち)のまこと』が北九州芸術劇場で開催され、私も参加者の一人として出演させていただきました。

この公演は、九州詠歌青年会主催の公演で、約一年前から準備が進められ、その集大成としての公演でした。執行部の方々や実際に運営に携わっておられる方々の苦労は大変なものだったでしょう。関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

おかげさまで、千三百席の会場が満席で、多くの方々に御詠歌や宗教舞踊のすばらしさの一端を感じていただけたのではないかと思って下ります。リハーサルまで上手くいかなかったことが、何とか本番で成功したり、はたまた思わぬ展開もありましたが、全体としては上手くいった方ではないかと思います。もし実際にご覧になった方がこのブログを見つけて下さったら、感想をお聞かせ下されば幸いです。

私個人的には光明という曲を一人でお唱えさせていただく機会を与えていただきました。千人以上の観客の前に立つだけで、足がすくみました。幸いスポットライトの照明のおかげでこちらから観客席はほとんど見えず、それだけでも助かりました。体調は万全とは言い切れず、リハーサルでは声がうわずったりしましたが、本番では何とか最後までたどり着くことが出来ました。体調管理は大切ですね。今後の課題です。

今回の公演には、10月に高野山で一緒に御詠歌の養成講習を受けた仲間が4人も来てくれました。苦楽を共にした仲間はやはり良いものです。

公演の写真があれば良いのですが、なにぶん自分のお唱えのことだけで、精一杯でしたので、あいにく写真は一枚も取れていませんが、先輩がYouTubeに今回の公演で使用した動画をUPされておりますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。

私も次回、どこかで開催されるであろう公演に向けて、研鑽を積んでまいりたいと思います。

今回の公演に出演された御詠歌や舞踊の皆様、また裏でこの公演を支えて下さったスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。そして有難うございました。また、どこかの地で共に公演に携わるお仕事がしたいですね。

11月28日、一乗院の「宗祖大師御影供法要」がとり行われました。

今回の当番地区は京泊・水ノ浦地区、朝六時半から30人近くの参加して、法要の炊きまかない、準備、受付とお手伝いいただきました。

この水ノ浦地区に一乗院はありまして、お寺の行事以外でも、地区行事などでお会いすることもあります。

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 少々寒くはありましたが、沢山の方がお参りいただきました。ありがとうございます♪





 法話では、本山布教師、佐賀正善院ご住職大石僧正をお招きし、笑いあり、納得ありの楽しいご法話を頂戴いたしました。

 大石僧正は、とにかく言葉が聞きやすく、話にまとまりがある、という感じです。




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あとお寺の行事も12月21日の「納め護摩」のみとなりました。皆様、おまちしています。


   テラのヨメ
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