ご無沙汰しております、テラのヨメです。
忙しいお盆も終わり、少しの間、
バカンスに行っておりました。
恒例の北海道里帰りです。
テラのヨメは在家出身なもので、実家ではお姫様扱いです。
何が?と申しますと、朝一番に起きなくて良い!!
起床時間は毎日七時でした。
お寺というものは、365日、朝6時前に玄関、本堂の鍵を開けておかなければなりません。
その鍵当番はテラのヨメの仕事の為、出来るだけ毎日一番に起床します。
時々寝坊をしますが・・・
まぁ、おかげでぐうたらバカンスをしてきたので、
しっかり体重も増加して、まんまるになって長崎に戻ってきました。
そしてあっという間に秋彼岸を迎えました。
子供の頃は一年はとても長かったのに、三十を過ぎたら一年の早いこと・・・
もうあと半年足らずで一年も終わりですね。
今年半分、何をしてきたのやら・・・?
九月に入り、お寺の法要の準備もしつつ、
連休でぐだぐだしていた
長男、次男を連れてお墓参りに行ってきました。

うちは寺院管理の墓地はないので、
一乗院の墓所も、町の管理する集合墓地内にあります。
南串山町は地区ごとにいくつかの墓地に別れています。
いつかこの墓(↑の写真を参考)にテラのヨメも入るのかな~・・・
ちなみにうちの住職には新しくお墓を建立予定なので、
いくら夫婦でも一緒のお墓には入りません。
それが僧侶と一般人の違いです。
南串山町というより、長崎は地区ごとの繋がりを特に大切にしています。
一乗院のある場所は「水ノ浦地区」になりますが、
「地区子供会」とか「PTA地区対抗ソフトバレーボール大会」、
「地区対抗リレー」、「壮年地区対抗ソフトボール大会」など、
何か行事を行う時には地区ごとに別れます。
もちろん一乗院の檀家さんも同じように、
地区ごとに総代さんをお願いし、
総代さんは自分の担当地区の方々をまとめ、
お寺の行事などに協力していただいております。
今回の秋彼岸の法要は、「谷間川地区」の皆さんです。
「谷向地区」「赤間地区」「田ノ川内地区」の
三地区が合同しての名称になります。
朝も早くから、総勢36名で500食のちらし寿司作りです。
こうやって檀家の皆さんが、法要のたびに
御斎の準備、受付、本堂の準備などをしていただけるおかげで、
当日は沢山のお参りの方がみえられます。
今回も子供さん(お孫さん)を連れてお参りに来て下さる方が
多くみられました。
お寺に当たり前のようにお参りに来る子供は、
必ず自分の家のご先祖様も大事にするという、
当たり前の光景がそこにはあるのです。

《photo 井上克幸氏》
今回も御斎の味付け、とても美味しかったです。
賄い方は、当番地区の方々にお任せし、
基本テラのヨメはノータッチです。
普段家庭では「おからのひじき煮」なんて食べない小さなお子さんでも、
「お寺ではおいしいって良く食べるんですよ」
という話を聞きます。
なかなか品数は増やせないのが現状ですが、
皆さんのご協力で
沢山の方がお参りに来て下さる環境を作って行きたいと思います。
そして秋季彼岸法要の布教師には、
遠く大分県日田市から明王寺副住職吉水亮善僧正様に来ていただきました。
《明王寺HPhttp://www.fudouson.com》

吉水僧正の布教は一乗院では初めてです。
すらっと面白い事を話しますが、
法話の内容はとても分かり安く論理的です。
これはとても大事な事です。布教は面白いだけのお話でいけません。
テラのヨメも庫裡で後片付けしつつ、
「ふむふむ」と流れる一乗院放送からのお話を聞いていました。
今回のお話は、法要の準備する側の方々にも功徳がある、ということ・・・
何か、今日の一乗院の為の布教です。
そして谷間川地区の皆様、
これから当番が回ってくる当番地区の皆様にも
「ありがとうございます」
という感謝の気持ちを皆さん持たれたかた思います。
当番地区の皆様と1日一緒にいると、空いた時間などに色々雑談もします。
なかなか普段お話出来ない方たちと、地区のお話、南串の情報とか。
そして中には、次回の法要には
「今度は一歳の孫を連れてお参りに来ます」
と約束してくれる方もいらっしゃいました。
テラのヨメは北海道出身のため、
この長崎県自体がアウェー(外地)の状態でした。
習慣、文化、風習が異なることが多々ありましたから。
でも、法要や地区の行事を通じ、
少しずつ地域に馴染んで、
少しずつ溶けこんで来れたかな、
・・・と11年目でやっと思い始めました。
(いつも気づくのが遅いテラのヨメです)
でも・・・ね・・・相変わらず夏の暑さと、虫には慣れません・・・
法要前日に、
サザンカについていた毛虫退治をして、反撃にあいました。
かゆいです。
テラのヨメ