去る4月25日、佐賀県鹿島市鹿島市民会館に於いて、昨年仁和寺第五十世門跡に就任された立部祐道大僧正猊下をお迎えし、総本山仁和寺立部門跡ご巡錫お授け法要と御詠歌公演が真言宗御室派肥前宗取支所主催、九州詠歌青年会協力にて執り行われました。
当日は晴天にも恵まれ、八百名余の檀信徒の参加がありました。
午前中は法要パートで、立部門跡猊下御導師による記念法要、続いて、猊下よりお授け、ご法話を賜り、肥前支所支所長の挨拶、支所下寺院全員舞台に上がっての支所下寺院紹介で午前の部を終えました。
昼食の後、九州詠歌青年会によります御詠歌公演が開催され、出演者三十余名全員によります三宝和讚を皮切りに、吉原泰祐金剛流御詠歌詠監先生の三宝鳥の独唱を始め、新たに編曲されました万灯万華和讚の四部合唱、最後は紙吹雪の舞う中、門跡猊下を始め、一部二部の出演者全員舞灯籠を掲げて舞台に上がっての八葉の三部合唱にて幕を閉じました。

オープニングの三宝和讚

父母感恩和讚 舞踊付


今回は御詠歌部門でお手伝いをさせていただき、自分も数曲出演させていただきましたが、九州詠歌青年会を中心とした御詠歌の仲間の有り難さを身にしみて感じました。
師匠、先輩、同級生、後輩、舞台スタッフの皆さん、舞踊の先生方、御詠歌を通じて知り合えた、もしくはご縁を深めることができた方々と共に、一つの公演をやり遂げた事実は今後の糧となると思います。
あらためて、この仲間に入れたことに感謝し、さらに御詠歌道に邁進したいと思いを新たにした数日間でした。