ichijyoin0805のblog

2014年08月

ちゃんちゃかちゃんちゃんちゃーちゃーちゃーちゃー…
あ、これ、一応ロッキーのテーマです。

こんばんは、お盆疲れで目元が痙攣中のテラのヨメです。





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の後ろ姿を見送ると、ついついこの曲が頭の中を駆け巡ります。

、只今我が家の反抗期まっただ中、
小学五年生の長男
今年から棚経(お盆経の檀家参り)デビューです。

一乘院で生まれた男子は、
代々小学五年生で棚経デビューと決まっておりまして、
名誉住職、住職も小学五年生の時にお参りに行ったそうです。

そして平成26年…
名誉住職(70歳)と一緒に真夏のクソ暑い四日間、
長男が檀家さんのお宅にお参りする機会を与えてもらいました。

毎日不満ばかり、母であるテラのヨメに吐き捨てる息子です。
しかし、一乘院で生まれ一乘院で育った彼は、
衣を着て慣れない足袋を履き、寺を後にします。

大きくなったな…

小学3年生の時に、総本山仁和寺にて南門跡猊下の元、
得度(お坊さんの仮免許みたいなもの)をしているので
ある程度は覚悟は出来ていたのかな…と。


そして、テラのヨメも得度はしていますが、
棚経期間中は補欠要員です。
レギュラーに何か非常事態があれば緊急出動します。
しかし、ぎりぎり何とかなる場合は、
お寺でのんびり留守番をしています。
なので、今年も無事に棚経が終わったので、
テラのヨメのお仕事は留守番にとどまりました。

帰宅した息子に、
「棚経どうだった?」と感想を求めると、

長男「…棚経を経験していないお母さんには、
言ってもわからない事だよ…」

と、一歩、大人への階段を上った長男でした。


           テラのヨメ





こんばんは、毎回ご無沙汰ばかりしているテラのヨメです。

北海道で生まれ北海道で育ち北海道に嫁いだ実家の母は、
冬の早朝三時半、家の近くを除雪車が走る音が聞こえると
「あぁ、雪がだいぶ積もったんだろうな…
早めに起きて雪かきしなきゃな…」
と布団の中で思うそうです。

北海道で生まれ北海道で育ち長崎に嫁いだその娘は、
朝4時、瓦にたたきつける雨の音が聞こえると
「…このまま雨が降り止まなければ、庭の掃除はしなくて良い、
洗濯物もコインランドリーで乾かせば良い、
いつもより二十分は遅く起きて良い
…少しでも良いから、小雨でいいから止まないでくれ…
と布団の中で思います。
小雨降ったあとの境内は最悪です。公孫樹の葉っぱ、取れません。
窓ガラス、汚れまくりです。


しかし、平成二十六年八月三日は法要当日…

朝4時…雨の音が聞こえています。

雨が降ると、炊き賄いにも支障が出るし、
縮緬の上等幕も張れないし、一乘院の旗も立てられないし、
参拝に来らる方は減るし、

「うわ、やばい、雨、止め!!止め!!」

数日前は台風が長崎方面に来る予定にもなっていたし、
雨が降るから、台風が来るからと、法要延期になどは前例がないし、
寺の行事の度に、テラのヨメはドキドキです。




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しかし、幸いにも雨が寸止め状態で、なんとかかんとか…
外はこれだけどんよりでも、雨が降らずにすみました。

厨房では朝早くから加津佐地区の方
準備、炊き賄い、受付に来てくれました。
今年からの新人さんも何人も来てくれて、
「楽しかった~」との声も聞こえてきました。

普段お寺へのお参りは
「ばあちゃんの仕事」
と思っていた若奥さん、息子さん達も、
お寺の当番を通じ、お寺に馴染んでくだされば、
寺族としてとても嬉しい事です。


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法要の最中は、初盆の方の位牌の前で、
遺族による焼香の場面もあります。
長崎のお盆はど派手で有名ですが、
それぞれが色々な想いを乗せて船を流します。
初盆を迎えられる精霊様がいれば、
その精霊様に関係した沢山の遺族、
そして沢山の関係した人達がいます。

供養する
残された者にしか出来ない事です。
それだけしか出来ないのかな…といつも思います。
でも、亡くなった故人に手を合わせ、
想う事はとても大切な事だと想います。



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八月十五日の夜は、お寺の境内から近所で流す精霊船を眺めます。
爆竹鳴らして、鐘をつき、
灯りを点した大きな船を引き、大きな声で町を練り歩きます。
正面には「西方丸」と書かれています。
船は極楽浄土へ目指して行くのでしょうね。


嫁いできた頃は、良く住職に言っていました。
「私の船は質素で小さい船で良いからね」と。

でも今は息子達に言います。
「お母さんが死んで初盆に流す精霊船は…
三兄弟で協力して
とにかくど派手に爆竹を鳴らしまくって、
近所でも評判になるぐらい賑やかに船を流して、
西方丸じゃなくて
真言宗だから密厳浄土って書きなさい!

と、心意気はど派手な長崎県民になりつつあります。


テラのヨメ

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