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2014年11月

おはようございます、テラのヨメです。

前回のブログにて、
佐賀からヤシの実が送られてきてテンション上がって、
生まれて初めて本物見て、そして本物飲みました。
ヤシの実のお味は・・・び、微妙・・・
と書きました。しかし、

ある檀家さんのお父さんは、大東亜戦争の南方戦線にて、
ヤシの実の水で命を救われたと言っていたそうです。

戦争に行かれた方には「命の水」となったヤシの実です。

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突然ですが、これ何かわかりますか?ヤシの木です。
ここどこか分かりますか?バリ島です。

実は先月、我が家の長男、
ヤシの木がそこらじゅうに生えている島に行って来ました。

小学五年生で、インドネシア・バリ島デビューです!

先月のお話です。

10月8・9日と、
インドネシア・バリ島・ウブドの
古刹グヌン・ルバー寺院修復完成法要がありました。

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同地のヒンドゥー教の僧侶による読経はもちろんのこと、
日本の真言宗僧侶17名も式典に参集し、
バリにて声明、御詠歌、そして護摩法要をしてきました。
この真言宗僧侶の一員として、
うちの住職も出席させてもらいました。

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この寺院修復はウブドの王族スカワティ家によって成され、
スカワティ家王家のご兄弟、
また在デンパサール総領事ご夫妻も法要に参加し、
島の公式な一大イベントとして行われました。

そしてその法要に、
僧侶見習いとして一乘院住職長男も、
法衣を纏い参加させてもらいました。

長男がバリ島に行くのは急な話でして、
海を渡るのは北海道に行く時だけの長男なのに、
パスポート申請して、いきなりインドネシア。
海外旅行です。

福岡空港からシンガポールに飛び、
そこから乗り継いでバリに行き、
寺院参拝、
そして法要に参加、

ビックリするぐらいの経験をさせていただきました。

テラのヨメ・・・
バリ島のイメージはダイビングとエステと高級リゾート・・・
夕日を背にして、若い男女がいちゃつくとこと・・・
あと、癒やしの島とか言われてますよね。

そんなイメージしか持っていませんでしたが、
帰国後に色々と話しを聞くと、
インドネシア・バリという所は
とても信仰の深い土地であると感じました。

日本では、「私、無宗教ですから」という言葉が格好いいのか、
平然と言われます。
葬儀にお金をかけたくないから、とか家族葬ブームで、
更に終活ブーム・・・

何それ(・∀・)?と寺の嫁として思っています。

前に「樹木葬」が流行という番組を観ていました。
そこで七十代の女の方が、

樹木葬を希望している、何故か?

というインタビューで、

「子供達に迷惑をかけたくないので・・・」と。

でも、私なら
自分の親に、最後の時ぐらいは何かさせてよ、って思います。
そんな、最後の最後まで
「子供に頼らない人生」
なんて送って欲しくないな・・・と。

まぁ、色々な考えを皆さん持っていると思うけど、
自分としては生んで育てて貰った親には、
最後ぐらいきちんとして、
仏様の世界へ送ってあげたいと思っています。

樹木葬、音楽葬、直葬、海洋葬・・・
葬儀の形態が変化してきたこの時代です。
でも、
坊主なんて信用出来ん!
寺なんて不要!
葬式なんてお金のかかるものはいらん!
で、身内が亡くなり、遺族の方々はその時はいいかもしれません。

でも、・・・1年たち3年経ち、10年経ち・・・

本当にあの時、何も故人にしてあげなくて何も後悔していない、
って言い切れるのかな?とテラのヨメは思います。

自分の子供、孫達に、
「ほら、ご先祖様に手を合わせて」という言葉、
言えなくなりますよね?


帰国後、息子は
「バリではみんなが手を合わせていた」
と言っていました。
インドネシアには、
信仰の深い方々が沢山いて、
沢山の古い寺院があって、沢山の神様がいて、
沢山の供物が御供えされて、沢山の人達がお参りをします。
癒やしの島は、そういう信仰の島でもありました。


そんなバリ島を、
もっと知って、
感じて貰いたい、
そう思います。


そして・・・
このバリ島の旅、住職とその長男がどうしても訪れて、
手を合わせたい場所がありました。
それがプナルンガンという、
ある若き元日本兵が、

自分の信念の為に生き、そして亡くなった地です。



一乘院とバリ島後編、「バリ島に眠る檀家さん」に続く・・・



                 テラのヨメ




こんばんは、テラのヨメです。
まだ長崎地方がクソ暑い真夏の、お盆前の事でございます。



八月初旬、
佐賀・無動院の坊守サマFacebook
「近所でヤシの実を売っていたので、購入しました!」
みたいな記事が投稿されていました。
珍しモノ大好きテラのヨメは即座に反応!!

「いいな~、いいな~、うらやまし~」

みたいなコメントを書いたところ、
とても親切な無動院坊守サマ、
わざわざ長崎のテラのヨメの自坊に、
「ヤシの実」送ってくれました!



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きゃーーー、ちょーーーーうれしーーーー♡

ヤシの実・・・南国ですね。トロピカルですね。

一乘院は八月第一日曜日が施餓鬼供養で、
その後はお盆経参りが始まります。
気がつけばお盆が過ぎ、
夏が過ぎ、
夏休みが終わり、
秋になり・・・
バカンスという言葉、
お寺には必要ありません求めてはいけません

ということで、ヤシの実が送られてきて、
気分だけは南国チックになりまして、
テラのヨメのテンションMAXでございます。

「ヤシの実の食べ方はネットで検索してね」

ということだったので、早速ググってみました。
ネット上には・・・


『ヤシの実を食べる時は、
まずはを用意します。』


「・・・・ (・∀・)??


一乘院には鋸(のこ)はあっても鉈(なた)はありません。

北海道では山歩きする際に携帯した方が良い物として、
熊よけの鈴、熊よけスプレ-、鉈
とガイドブックに書いてあったのを思い出しました。
何に使用するかと言いますと、
万が一、熊と遭遇した場合、戦闘用に使用します。

北海道、ヒグマの生息地です。
夜、もしくは早朝、熊が出沒します。
高校時代、学校行事で競歩大会があり、
男子は49キロ、女子は20キロ歩くのですが、
「毎年行われている競歩大会のコース上に
が出沒しましたので、
今回はルートを変更して競技を行います。
途中、もしかしたらが出沒するかもしれません。
その場合は、目を合わさずに静かに逃げるようにしましょう」
と校長先生が始まりの諸注意で話していました。

山歩きするときは、
熊と遭遇する可能性があると思って行かなければなりません。

北海道の常識です。そこで、

南国ではヤシの実を剥くのに使用します。
雪国では熊と格闘するのに使用します。


・・・でも鉈がない一乘院、
・・・困った時は我が家の住職の出番です!!
お盆参りでヘトヘトでご機嫌斜めの住職に懇願し、
削って切って鋸で頑張って割ってくれました!!


中はびっくりするぐらいの水分、
椰子の実ジュースで満たされていました。

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南国気分の為には、やはりストローで。

お味は・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・身体に優しいお味だと思います(・∀・)」

現代っ子のテラのヨメには、可も無く不可も無し。
それしか感想は言えません。そんなヤシの実ジュースでした。



          テラのヨメ

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