こんばんは、テラのヨメです。
今日、うちの長男が髪を切りに行ってきました。
普段は「髪を切るのはイヤだ」
と言って、伸び放題にしています。
クセのある髪質なので、
毎朝頭の上にパイナップルを乗せたような髪型になっています。
短髪は女の子にもてない、とか色気づく長男ですが、
この八月だけは
なんちゃってスポーツ刈りみたいな感じの短髪になります。
一言も文句は言いません。
昨年より棚経(お盆のお参り)デビューをし、
自坊の法要には毎回出仕するようにし、
本人も「お坊さんへの道」を少しずつ意識し始めているという、
寺の嫁として嬉しい長男の成長ぶりです。
しかし、小1から続けていた剣道を突然辞めたりと、
反抗期なので口喧嘩も絶えないですし、
母親として悩む毎日ではあります。
8月2日 第一日曜日にお施餓鬼・盂蘭盆会法会が
執り行われました。
八月のこの法要には、初盆を迎えられる精霊様の
ご遺族の方が法要の際に焼香されます。
ご遺族の方は喪服に身を包み、
亡くなった故人の事を思い、
それぞれ仏様に手を合わせます。

《photo 井上克幸氏》
人のこの世は永くして
変わらぬ春と思えども
はかなき夢となりにけり
あつき涙のまごころを
みたまのまえにささげつつ
おもかげしのぶも悲しけれ
しかはあれどもみ仏に
救われて行く身にあれば
思いわずろうこともなく
とこしえかけてやすからん
南無大師遍照尊 南無大師遍照尊

《photo 井上克幸氏》
一乘院が導師で執り行うお通夜、葬儀には御詠歌を唱えます。
上記に載せた「追弔和讚」は、死者を弔う為の御詠歌です。
御祝い事は事前に報告があります。
しかし、永遠のお別れは突然やってきます。
その日がいつ来るのか、
誰にもわかりません。
昨日なら、まだそばにいた。
昨日なら、まだ話が出来た。
昨日なら、まだ触れる事ができた。
でも、その日は突然やってきます。
だからこそ、
今日この日、その一日を大事にして、
そばにいる大切な人に
思いやりをもって接して
欲しいと思います。
しかし、この思い…
長男には届きません…
反抗期、まだまだ続きます…

《photo 井上克幸氏》
今回の法要の布教には
福岡県篠栗・遍照院ご住職 西 宏円僧正様に
来ていただきました。
福岡県篠栗町は、篠栗四国八十八カ所霊場があり、
信仰の町としても、九州では有名な場所であります。
実はテラのヨメ、まだ篠栗参りには行ったことがありません。
いつかこの厳しい夏が終わったら、
のんびり、ゆっくりと篠栗霊場巡りをしたいと思います。
テラのヨメ