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2016年07月

7月4日、午前中にインドネシア、バリ島独立の英雄、荒木武友氏の追悼法要を行った後、午後からは、一乘院本堂十三仏欄間を発注致しておりますビダ・ダリ工房に新たに建立された聖地「BIDADARI MANDALA」の開眼法会を我々真言宗僧侶とバリ・ヒンドゥー仏教の僧侶のコラボにて執り行いました。

開場には一乘院の檀信徒の方々を含め、数百人の参列者がありました。

現地の僧侶の方は3名と聞いていたので我々は13人もいるので声量で負けることはないと思っておりましたが考えが甘かったです。

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これ、何だか分かりますが?

ガムランと言われるインドネシアの民族楽器ですが、法要の間中、大勢のガムラン隊が楽器で演奏をしていたので、我々の読経、声明、御詠歌は、ほとんどその音にかき消され、苦しい戦いを強いられてしまいました^^;

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法要の途中でしたので、我々僧侶は全く見ることは出来ませんでしたが、バリ島の民族舞踊も行われていたようです。

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我々真言宗僧侶は、聖地「BIDADARI MANDALA」の中心となるご神木を囲んでの理趣三昧法会を執り行いました。

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中曲行道の最中、現地の少年少女隊も一緒に行道するといたサプライズもありました。日本では絶対見られない行道となりました。

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最後は御詠歌『八葉』三部合唱にて法要を終了し、無事に開眼法会を終えることが出来ました。

また日本とバリ島のご縁が深まったひとときでした。

写真提供:井上克幸氏


7月3日より3泊5日の日程で、一乘院初の海外団体旅行に総員39名にてインドネシアのバリ島に行って参りました。

今回の団参の目的は2つ。

一つは一乘院檀徒でもあられたインドネシア、バリ島独立戦争の英雄 荒木武友氏の追善供養を執り行うこと。

もう一つはバリ島のビダ・ダリ工房に発注している一乘院本堂十三仏欄間の視察でした。

3日は専ら移動の日で、バリ島のウブドのホテルに夜遅くについて、翌日の法要に備えました。

法要当日の4日は、ポナルンガン村のスクリ・スクラ(荒木・松井)記念塔にて今回の旅行に同行して下さった九州詠歌青年会を中心とした12口の僧侶方のご出仕を賜り「荒木武友氏並びにインドネシア独立戦争物故者追善法会」が厳修されました。


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荒木武友さんの実家、加津佐町路木の荒木健男さんご夫妻もご参加されました。後ろはスクリ・スクラ(荒木・松井)記念塔


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法要の風景(九州詠歌青年会の皆様、並びに石川県、群馬県からも御出仕いただきました。)


荒木さんに関しましては過去のブログを参照下さい。




法要には在デンパサール領事館千葉総領事、地元の村長様、一乗院檀徒25名をはじめ、バリ島日本人会の皆様、退役軍人の皆様等、多数のご参列があり、総領事よりご挨拶をいただきました。

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記念塔に献花される千葉総領事



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法要を執り行うに当たり、ビダ・ダリ工房のスディアナさん、浩美さんご夫妻には、段取りから当日まで本当にお世話になりました。お二人のご尽力無しでは今回の法要は出来なかったです。感謝に堪えません。

また、この度の法会を執り行うにあたり、二つ返事でご協力下さった僧侶の皆様、皆様のご協力があったればこそ今回の法会が出来ました。本当に有難うございました。

また、法会の準備をしていただいた、ポナルンガン村の皆様、退役軍人の方々にも感謝致しております。

今回の法会の準備をするに当たり、いろんな人のご協力をいただいたのはもちろんですが、不思議なご縁でバリ島に引き寄せられる感覚すら覚えておりました。
やっと、荒木さんの菩提寺の住職として、現地にて追善法要を執り行うことが出来、感無量でした。これで肩の荷が一つ減りました。
                     (続く)

写真提供は井上克幸氏



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