こんにちは、テラのヨメです。
今年の夏はとにかく猛暑続きで
さすがのテラのヨメも
夏バテで四キロ体重減となりました。
しかし、一年頑張ったテラのヨメのご褒美で
実家のある北海道へバカンスへ行きまして
寺の嫁という肩書きを
一週間外した生活を送ったところ
四キロ体重増となりまして
元気になって長崎に戻ってきました。
「台風と梅雨は北海道にはありません」
が常識だったのですが
近年稀に見る異常気象のため
日本で唯一の亜寒帯地方である北海道にも
台風襲来です。
また一年に一度しか実家に里帰りしない
テラのヨメが滞在した一週間の間に
台風7号、9号、10号、と
三つの台風と遭遇しました。
幼い頃から知っている川が氾濫して
近くの川も氾濫して
近所の牧草地が湿原地帯みたいな状況。
地球温暖化を目の当たりにしてきました。
そして、九月に入りまして
秋の三連休めがけて台風到来の予感・・・
長男の通う中学校の運動会は
台風の影響を受けて延期
見事にお彼岸めがけて
台風が日本にやってくるという状況に
怯えながら
法要の準備をしていました。
しかし
秋彼岸の法要当日の9月22日
小雨に見舞われましたが
無事にお彼岸の法要がお寺で行われました。
祝日ということもあり
檀信徒の方はもちろんのこと
じいちゃんばあちゃん
お父さんお母さんに連れられて
子供さんが沢山
お彼岸のお参りにきてくれました。
お昼の御斎は
ちらし寿司、おから、生豆腐、お味噌汁、
と一見地味な内容ですが、
味付け良し、見た目良し
何より
お寺という場所で
手を合わせて
みんなでお昼ご飯を食べるという状況を
子供達が楽しみにしてくれるのが一番です。
今回の当番は中ノ場、塚ノ山地区。
総代さんを中心に
厨房から受付から全てお任せしています。
朝早くから、夕方まで
一日中、有難うございました。

《photo 井上克幸氏》
お参りに来られた子供達のためにと
綿菓子の御接待もあります。
ふわふわの
自分の顔よりも大きな
綿菓子を手に
子供達はかわいい笑顔です。
お孫さんを見守るおばあちゃんの顔も
にっこりです。

《photo 井上克幸氏》

《photo 井上克幸氏》
彼女達が大きくなって
他家に嫁いだ時
自分も幼い頃から
お寺に家族でお参りに行っていた。
そんな思い出が少しでも残れば
「お寺」という場所を身近に感じてもらえれば
それは
とても有り難い事です。
13時より本堂にて
一乘院御詠歌隊による
御詠歌のお唱えから法要が始まります。
本堂再建時(およそ30年前)の御詠歌隊は
50名程いました。
しかし
時代の流れと共に
一時期は
少ないときは御詠歌練習会を
たった四人の講員で
行う事もありました。
このままでは
一乘院御詠歌は
消滅してしまう。
そんな危機感から
自分達で
「御詠歌」を盛り立て
新しい御詠歌講員を増やし
そして練習を欠かさず
先日行われた奉詠大会では
優勝という結果が出ました。
これも
「一乘院御詠歌」の灯火を絶やさない
という
講員さん達の思いです。
有り難い事です。

《photo 井上克幸氏》
また、今年の夏
8月2日から
次男がおたふく風邪に罹りました。
予防接種を受けていたのに
体調がなかなか優れず
体重もだいぶ減少してしまいました。
しかしお寺のお盆WEEKは待ってくれません。
今年より
次男もお盆棚経デビューをしました。
体調が完全に戻らないけど
本人は
「お坊さんになりたいから」
と言って
名誉住職に付いて
檀信徒の方々のお宅に
お参りさせていただきました。
長男も夏風邪で体調を崩していましたが
「行く」
の一言で
住職に付いてお参りに行きました。
一乘院の檀信徒のお宅では
まだ小さい息子達に
「よくお参りに来てくれたね。
有難う」
と
声を掛けてくれたそうです。

《photo 井上克幸氏》
今年の秋彼岸会の布教師には、
わざわざ岡山県よりご来院いただきました、
御室派本山布教師・佛種寺ご住職 小野現象僧正です。
御室派本山布教師というのは
仁和寺管長の代理として、
各御室派末寺に布教をしに来て下さる僧侶の事です。

《photo 井上克幸氏》
「いや~、有り難いお話しを聞かせてもらったよ~
お参りに来て良かった~」
庫裡に戻ってきて、
檀信徒の方が
テラのヨメに感想を聞かせてくれました。
非日常である法要で
沢山の「有り難い」という
言葉が出てくれば
それこそ
有り難い事だと思います。
テラのヨメ