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2017年04月


団参最終日 4月13日 真言宗御室派総本山仁和寺



滋賀県おごと温泉『緑水亭』さんの
仲居さんたち見送られ


五条通りから天神川沿いを貸切バスが走ります。

天神川に沿って北上

桜が満開

春の京都を満喫しつつ


向かうは京都仁和寺



仁和寺大門に取り付けられていた看板には
「本日御室桜は五分咲き」
という表示が…



境内に入ってみると

ソメイヨシノ、ミツバツツジ、枝垂れ桜、そして御室桜

ありとあらゆる花という花が
咲き乱れていました。



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《photo 井上克幸氏》

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《photo 井上克幸氏》


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《photo 井上克幸氏》


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《photo 井上克幸氏》


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《photo 井上克幸氏》


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《photo 井上克幸氏》








途中
テラのヨメに
加津佐町から参加されたMさんが

「アミさん、
自分の携帯だけど
どうやって写真を撮って良いのかわからんのよ。
出来れば、桜の花、
全部、撮って欲しいのだけど」

ご自分のガラケーをヨメに渡してきました。

Mさんのご主人は6年前の4月に病気で亡くなられました。

とても気の利く方で
ヨメも
生前何度もお世話になりました。

「生きているうちに、
一度は御室桜を見に行きたい」

Mさんとご主人は約束していたそうですが、
結局願いは果たせないままでした。

「死んだお父さんも連れてきてるのよ。
一緒に仁和寺に来れて、御室桜を見れて良かった」

Mさんはご主人の写真を持って来て
そんな風に
嬉しそうに言っていました。



今回の旅行は
決して
花見観光をしに来ているだけではありません。


真言宗の聖地高野山、
御室派本山仁和寺に参拝し

そして先祖供養をすることが
一番の目的です。







と言いつつも、

予想以上の好天気に恵まれ
花盛りの境内にと

予定時間を一時間半超過しての
本山を後しにします。



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《photo 井上克幸氏》




仁和寺参拝後は

京都御所を拝観し

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《photo 井上克幸氏》



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《photo 井上克幸氏》




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《photo 井上克幸氏》


京都鉄道博物館で観光し

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《photo 井上克幸氏》








一路
神戸空港へ向かいます。



テラのヨメ…


普段は寺の中でしか生活しないので
ほとんど外出して歩くことがないため
靴擦れしました。
痛いです。



しかし

想像以上に楽しかった団参引率者

また機会があれば

参加したいです。




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テラのヨメ










4月13日 AM5:50 (高野山龍泉院)


山内の朝は早く
しかし、凛とした雰囲気の中、檀信徒の方々は
龍泉院での朝の勤行の為に
本堂に向かいます。


空気が冷たい…

寒い…寒い…寒い…

この朝の最低気温-2度 

そう、ここは標高867m高野山



高野はまだ春の訪れ、遅いみたいです。

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ここ龍泉院と一乗院は
とても深~~~い関係にあり、

徳川幕府の時代から交流がありました。

また、一乗院18世宥興
   一乗院19世仁海
    一乗院20世泰仁と

三世代にわたり
高野山大学在学中、
龍泉院に住み込みでお世話になりました。


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Photo 井上克幸氏》










そして
身支度を調え、


目指すは大師教会です。

青空の元、

高野山という素晴らしい舞台にて
御詠歌を唱える機会を与えて頂き、

御詠歌隊13名

応援隊30名で大師教会に向かいました。

雲一つ無い晴天








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ここ、大師教会には
昨日12日より、
大講堂、中講堂、小講堂に分かれて
全国各地から御詠歌、御詠歌舞踊を奉納するために
多くの方々が
集まっていました。

一乗院御詠歌隊は二日目の五番目です。



この日のために、今まで頑張りました。



課題曲は「不二」

この御詠歌は高野山御開創1200年記念として
新たに教典に収録された曲です。

初めて耳する御詠歌

初めて目にする譜面

でも
御詠歌隊の方々は

必死に
練習に励んできました。




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Photo 井上克幸氏》


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Photo 井上克幸氏》




登壇者が13名と規定の人数を超えたため
審査は行われませんでしたが、

高野山にて御詠歌を唱える機会が
与えられただけでも
ありがたい事だと思います。


応援団の皆さんも、

「素晴らしかったよ」
と労いの言葉をかけていました。

本当に
よく頑張っていたと
よく努力されていたと
思います。






午前の部の最後に、
日常生活では見ることの出来ない
御詠歌と御詠歌舞踊の一斉奉舞


お大師様のそばで
御詠歌・舞踊に触れ

ありがたい一日となりました。





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Photo 井上克幸氏》


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Photo 井上克幸氏》






また、
一乗院総代会長も、
御詠歌隊応援団長として

高野の地まで一緒について来てくれました。


こうやって一乗院の御詠歌が続いていくのは

一乗院御詠歌隊、
そして
応援してくれる檀信徒の方々のおかげです。







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Photo 井上克幸氏》










さて、

登壇して御詠歌を唱え終え

ほっとした一乗院団参ご一行さま、

花菱さんにて
お昼ご飯を食べ(皆さんほぼ完食)


向かうは滋賀県おごと温泉


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Photo 井上克幸氏》


車中、

楽しい案内をしてくれる
美人バスガイドさん

完全に信用出来る運転テクニックを持つ
バスの運転手さん

そしていつも適切なフォローをして頂いていた
添乗員さんに

全てお任せして


笑いの絶えない
にぎやかな一乗院団参ご一行さま

あっという間に滋賀県入りしました。



二日目の宿泊先は
おごと温泉「緑水亭」さんです。



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Photo 井上克幸氏》






今回の団参には
一乗院檀信徒の方だけではなく、

雲仙市国見町の
長栄寺檀信徒の方々にも
ご参加頂きました。


皆さん
初対面でしたが、

いつの間にか
打ち解けて
同じ真言宗御室派寺院の檀信徒として
交流を深めていました。






夕食を兼ねての
懇親会は
テラのヨメの司会のもと

カラオケに
唄いに
踊りにと

笑いの絶えない
笑顔の絶えない

賑やかで和やかな
一時を過ごさせて頂きました。



そして実は
この4月13日は
住職とヨメの結婚記念日でした🎉

結婚して15年目

檀信徒の方々に祝福してもらい

そしてこのように
寺の嫁として
皆さんの輪の中に入れてもらえたことに

感謝しております。
 




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《一乗院檀徒と長栄寺檀徒   Photo 井上克幸氏》

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《御詠歌隊のカラオケ   Photo 井上克幸氏》


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《団参初参加のお二人   Photo 井上克幸氏》




そして…

一乗院檀徒Yさん「アミさん(※テラのヨメの本名)

団参懇親会の締めはねぇ!

炭坑節』にあわせて全員で踊るのよ!!



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《『炭坑節』にあわせて踊る団参ご一行さま。  Photo 井上克幸氏》




とても賑やかな一乗院ご一行さま。

明日は最終日
本山仁和寺参拝です。



テラのヨメ


4月12日 AM4:40

雲仙市南串山町の国道を
一台の大型バスが走行します…

そう、この貸切バス、
一乗院団参御一行様専用大型バスです。



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こんにちは、テラのヨメです。
高野山並びに京都仁和寺への団参旅行1日目

行きは神戸空港へ始発の飛行機で飛ぶため、
なんと送迎の貸切バスは午前四時という
まだ夜明け前の真っ暗な国道を
長崎空港に向けてひたすら走行します。

長崎空港では参加者40名がきちんとカウンター前に集合し、
時間通りに飛行機に搭乗しました。

テラのヨメ、初の引率者なので、
もう意味なくうろうろそわそわ
落ち着かずにしていると

見かねたスカイマークの社員さんが
「お客様、きちんとお揃いで飛行機に搭乗されました」

と…

初めての引率で良く見えていないヨメでした。



神戸空港に到着し、

一乗院貸切バスで一路高野山を目指します。



添乗員さん「こちら関西のは例年よりも一週間開花が遅れ
今、満開と見頃を迎えております」


(゚Д゚)!!


春が来ないと嘆いていたのはいつのことか


桜 桜 桜 桜 
おまけにの花も満開でした。

心配など吹き飛ぶぐらいの
花見道中


バスガイドさんの案内が上手で
バスの運転手さんの運転が上手で
添乗員さんが頼りになって


引率者のヨメ
( ̄▽ ̄)
特に何もせずにゆったりと車中より花見を楽しんで
高野山に向かいます。

心配するのは大切な事ですが、
無駄に空回りするほど
心配する必要は無いのです。




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《photo  井上克幸氏》


数え切れない程の桜の花を眺め

南串を出発して7時間

ようやく弘法大師空海の御廟がある
高野山に到着です。

まずは中本名玉堂さんにて
お昼ご飯をご馳走になって
まずは高野山のお土産物買って。

高野山に来たからには高野豆腐に胡麻豆腐
実家に送る分からママ友に配る分から自分で食べる分まで



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《photo  井上克幸氏》



今回は一乗院の団参です。


お大師様に会いに行く
巡礼の旅です。




奥の院参道には沢山の墓所があり、
ガイドの方の説明のもと、


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《photo  井上克幸氏》


樹齢数100年を超える高野杉の間を抜け

お大師様の御廟がある奥の院へ向かいます。



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途中、
手を合わせるために
立ち寄ったお墓があります。

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《photo  井上克幸氏》

金剛流御詠歌流祖 曽我部俊雄大和尚のお墓です。

手を合わせ
御詠歌を般若心経を唱えます。



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《photo  井上克幸氏》


奥の院参拝の後は
伽藍、金剛峯寺と
ガイドの方に案内してもらいます。

「昨日は雨と風がひどかったんですが、今日は天気に恵まれましたね」

そうガイドさんは言っていました。






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《photo  井上克幸氏》

麓は花見が出来るぐらい
暖かい小春日和でしたが、

高野山は気温8度とひんやりしていました。

それでも天気に恵まれたので、
落ち着いて参拝することが出来ました。

途中合流で2名増え

一乗院団参43名(テラのヨメも含む)で、1日目を終えます。

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《photo  井上克幸氏》




宿泊はもちろん
高野山・龍泉院です。


テラのヨメ



こんばんは、テラのヨメです。


気がついたらもう四月。
今年は春のお彼岸が過ぎても春の陽気が訪れず…

寒い寒いと毎日思っていたら、

やはり桜の開花も一週間ほど遅れました。

四月上旬はが咲かず、
入学式時分は大雨に見舞われ
ちょっぴり寂しい春となりました。

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名所・小浜町とけん山にて  4月2日の様子






今年度(平成29年)は
一乗院団体参拝旅行の年です。

一乗院では二年に一度、
団参を企画し
檀信徒の方々と一緒に
和歌山高野山並びに
本山である京都仁和寺へお参りに行きます。


昨年佐賀で行われた
高野山金剛講九州連合本部 第九回奉詠舞大会
詠歌の部にて
一乗院御詠歌隊が優勝
全国大会への出場権を獲得し


全国奉詠舞大会出場することとなりました。


例年七月頃に予定している団参ですが

今年度に限り
一乗院御詠歌隊の応援も兼ねての団参を
この全国大会に併せて

4月12日から14日までの予定で
企画することとなりました。


ちょうど4月中旬は
本山仁和寺御室桜が見頃を迎える
最高の時期なのです。

一乗院御詠歌隊の全国大会出場の応援
有名な御室桜鑑賞する

素晴らしい団参の企画案で話しを進めていたところ…



うちの住職の4月の予定が

4月11日に
京都仁和寺で行われる
「御室金剛講創立記念 仁和寺公演
 金剛流御詠歌 曼荼羅の響」


4月12日から
高野山で行われる
平成29年度全国奉詠舞大会の
手伝いをしなければならないため


引率者は…
( ̄ロ ̄|||)!?
テラのヨメしかいない!?



という事態に陥りまして
小心者で人見知りのテラのヨメ

初の引率者として登場することとなりました。


テラのヨメ、
(ご存じとは思いますが)住職のです。

寺を守るのが坊守。
なので、
テラのヨメの本業は留守番です。


実は…

長男が生まれて14年

子供を祖父母に預けての二泊三日の旅行初めて

おまけに一乗院団参の引率者初めて



さらに団参三日前急性胃腸炎三キロ痩せて


また御室桜見に行こう!という企画なのに


桜の開花時期も遅くなり


追い打ちをかけるように

住職が4月11日(団参前日)の
京都仁和寺の境内の様子を
写真で送ってくれたところ







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雨じゃんΣ( ̄Д ̄;)



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桜咲いてないじゃんΣ( ̄Д ̄;)



とても不安な要素盛りだくさんの
初の一乗院団参🔰引率者物語


話はまた次号のブログにて…



つづく…



テラのヨメ


おはようございます、テラのヨメです。
お彼岸が過ぎました。寒いです。
春が来ません。
春なのに一乘院ではウグイスが鳴きません。

聖天堂の横の楠の木に、カラスが巣を作りました。
聞こえてくるのはカラスの鳴き声ばかりです。


寒くても、春の兆しが見えなくても、
お彼岸はやってきました。

3月20日月曜日
一乘院にて春季彼岸法会が執り行われました。

あいにくの雨。彼岸なのに雨。
わざわざ彼岸の中日に雨雲がやってきました。

久しぶりの雨です。
頭痛はするし、身体はだるいし
雨は嫌いですが、

一乘院の檀信徒の方は大半数が農家を生業としているので、

「雨なので畑に仕事に行けないから
ゆっくりとお寺にお参りに来れました」

そんな風に言ってくれました。

ありがたいです。


今年の春のお彼岸も、
ご両親、祖父母に連れられて、
可愛らしい子供の姿もありました。

小さい頃からお寺を身近に感じて貰えて
とてもありがたいです。


雨で寒かろうが、
カラスの鳴き声が五月蝿かろうが、

寺族としては嬉しく思います。


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《PHOTO 井上克幸氏》

おかげさまで、
昨年暮れには急性心筋梗塞で倒れた住職も
年明けから法務に復帰出来る程
元気になりました。

生まれた頃から病弱で
小児喘息で入院ばかりしていた長男も
部活の試合でしょっちゅう遠征に行けるぐらい
元気になりました。

生まれた頃から怪我ばかりで
落ち着きの無い二男も
小学五年生にして祖父より大きくなり
元気になりました。

おかげさまです。

ありがたいと心から思います。


今年も春のお彼岸法要は
岡山県多聞寺住職
高野山本山布教師
吉田宥禪僧正にはるばる西の果てまでお越しいただき、

法話をお願い致しました。

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《PHOTO 井上克幸氏》

岡山県は遠いです。
新幹線に在来線に駅から更に車で一時間かかります。
こんな遠い寺まで
布教の為にと来ていただきました。

ありがたいです。


仏様のおかげで
皆様のおかげで

沢山のありがたい気持ちが生まれるのが
お寺であります。



テラのヨメ

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